映像の美しい映画 recommend 003
『ミッドナイト・インパリ』
2011年のパリで撮影したスペイン製作によるアメリカ映画
1920年代のパリを敬愛する主人公がタイムスリップし
自分が心酔してやまないアーティストたちと巡り合う奇跡の日々
をつづった幻想的なラブコメディー。
全編を通して、ウディ・アレン作品特有のジョークがさえ渡っている
映像の美しい映画 recommend 002
『薬指の標本』
2005年のフランス映画
小川洋子の同名小説をフランスの女性監督ディアーヌ・ベルトランが映画化
主演オルガ・キュリレンコの処女作
欠けてしまった薬指と、自分をがんじがらめにする靴、
少女の火傷の痕が標本になった姿を想像して生まれてくる嫉妬、
甘ったるいだけでない、それらのアイテムから透明感のある甘美さ
さえも感じる。
恋や愛の言葉を使わずにここまで表現している事にさらに驚く。
映像の美しい映画 recommend 001
『バッファロー’66』
ヴィンセント・ギャロが監督・脚本・主演・音楽
日本版キャッチ・コピーは
「最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた」
60年代の絶妙な雰囲気。グレーを基調とした色彩感覚
固定カメラ中心の独特の映像に注目
That’sダメ男と誘拐された女の絶妙な調和に
いつの日かに置き忘れてきたものを感じる
じわじわと心温まる作品です。