sugami を形成するカットの要素
Weight tuning
ショートヘアが伸びたら、綺麗なショートボブになる
毛量での膨張、長さによるイメージの変化を除けば、ショートヘアも3ヶ月以上は綺麗なヘアスタイルを保てる
日本人の絶壁、ハチの張りを意識し、個人個人違う毛流を活かして、髪を立体的に切る
その髪（立体）の中に重心を綺麗に築けば、髪は放っておいてもそのままバランスよく伸びる
Cut with being
髪は絶えず動き表情を変える 型にはめずにそのまま切る
例えば、誰かに呼ばれて振り返る時、ボブならカットラインが引き立つ様に、ロングならカットラインが消える様に、ヘアスタイルの自然さや、
目的に合わせて cut with being .
髪の生え方で反り返り、髪の可動範囲の差で生まれる内側の毛を処理することで、デザインが更に引き立ち、賞美期限を延ばす
Balance tuning
頭蓋骨と毛流、毛量の影響を理想バランスへ導く
頭蓋骨のバランスは人それぞれで、頭頂部、側頭部、後頭部の面積、丸みをカット中のブロッキングで計る
理想バランスよりも大きい部分をいかに小さくみせるか、足りない丸みを髪の重なりで繕うか
さらに、毛量のバランスも１人の頭の部位によって異なる
面積◯丸み◯毛量◯毛流＝理想バランス ◯の中に ＋ or ー で計算する
001のweight tuning と balance tuning により不要な毛量調整がなくなる
意図的でない毛量調整は自宅での再現性を低下させ、髪の切断面の無法地帯化を引き起こし
結果、ヘアスタイルの膨張、毛の絡み合い、過度の乾燥へと繋がってしまう
必要に梳く（すく）
「梳く」と同じ語源の言葉に
「鋤く」や「透く」などがあります
「鋤く」は土地を耕すことで作物の豊かな実りをもたらし、
「透く」ことによっても見通しがきくようになります
髪を梳くという事も同じ
行う事でよりデザインが洗練され
その先の目的があります
安易に梳くと髪は直線的な力を失い
膨張率が高まります
カットで髪が痛む
と感じるのもこの行為による事が多いのが事実
梳く前にできる事を行う
そのあと必要に梳く
